約3人に1人が孤独を感じている!?
内閣官房が行った調査によると、2022年時点で、日本の人口の約36.4%が「孤独を感じることがある」と回答しています。
具体的には、「孤独感がしばしばある・常にある」と回答した人が4.5%、「時々ある」と回答した人が14.5%、「たまにある」と回答した人が17.4%でした。この結果から、約3人に1人がある程度の孤独を感じていることが明らかになりました。
OECD加盟国の中で「社会的に孤立している人」の割合が最も高いのは日本であり、友人や同僚、地域のコミュニティなどとの交流が「ほとんど無い・無い」と答えた人の割合が最も高いことが報告されています。
さらに孤独を感じている人が苦しい、悲しいとまで感じているか?というデータに関しては見つけることができませんでしたが、「孤独を感じる」という言葉がネガティブな言葉から、苦しい悲しいと感じている人は少なくないでしょう。
しかし、はっきりと断言しよう。
現代で孤独を感じ、苦しい・悲しいと思う人は、生き方が下手くそである。
現代は容易に人と繋がることができる
一昔前までは現実世界での繋がりしかなかったが、今やネットを通じ、SNSを通じ、様々な場所で様々な人と繋がりを持てるようになっている。
例えば、私達が子供の頃ゲームをするにしても、友達の家に集まったり、公園に集まったりとリアルで会う必要があった。
しかし、今は会わなくても友達とゲームをすることもできる。
ゲームによってはチャット機能だけでなく、音声会話もできる。
ゲームに音声会話機能がついてなくても、LINEやその他音声会話ができる別のアプリを起動し、ゲームをすることで会話しながらゲームをすることができる。
SNSでは自分と同じような意見や価値観、暮らしをしている人をフォローすることで、すぐに繋がることができる。
自ら関わりに行くのが苦手な人も、自分の好きなものを動画や文字、音声コンテンツとして世の中に出したり、何か発言をするだけで、誰かから反応が得られることもある。
もうこの世の中で孤独になる方が難しいと言える。
こんな簡単な世の中で孤独を感じ、悲しいと感じる人はよっぽど生きるのが下手くそであると言える。
繋がりの定義をアップデートしろ
とは言っても、おそらくこの世のほとんどのSNSアカウントにはフォロワーがいるだろうし、ネット上で誰かと関わったことがある人が多いだろう。
それでも繋がりを感じず孤独になっている人が多いと言うわけだ。
そんな方へのアドバイスは「繋がりの定義をアップデート」する事である。
現実世界や一緒に食事に行くのが友達だと、繋がりだと思っているのだろうか?
もうその定義は古い。
ネット上のつながりやゲームの中だけの関係も、立派な繋がりである。
さらに、これからSNSやメタバースや仮想現実といった世界は広がっていき、リアルでの行動より、ネット上での行動の方が多くなってくる可能性が高い。
現実世界の繋がりより、ネット上で誰かと繋がっている方が本当の繋がりだと感じるようになるのも時間の問題である。
この世の中に決まった定義があったとしても、定義は自分の中で変えることができる。
時代は変わる、繋がりの定義も変わる。
これからの世界で1人になることの方が難しい。