子供絡みから生まれる大人のプラーベートな関係
日本の大きな問題として少子高齢化がある。
さらにこの流れは続いていくと予想されているが、そうなると増えてくるのが独身や子供を持たない夫婦やカップルな訳だが、このような背景が人間関係に大きな影響を及ぼしていくと考えられる。
子供や学生の頃は学校や習い事で出会う人が友達となり、人間関係は広がっていく。
学校を卒業し就職すれば仕事関係で人間関係は広がっていく。
さらにそこに、子供が生まれれば、子供の親との人間関係が広がっていた。
この中でプライベート的な繋がりは仕事から生まれる人間関係ではなく、子供絡みの人間関係であることの方が多い。
子供同士で遊びに行く時に、それぞれの親が同伴し、家族ぐるみの旅行になったり、遊びになったりするのはよくある話です。
習い事やスポーツチームに入っていれば、みんなある程度同じ地域に住んでいるため、その土地に住む限り、定期的な付き合いはあるだろう。
しかし、子を持たない夫婦やカップル、さらに一生独り身の人間が増えることにより、子供絡みで生まれる人間関係は無くなっていく。
つまり、大人になり、プライベートで会うほどの新しい人間関係は生まれにくくなるのが、これからの日本の未来である。
人間関係を求めない動きが強まる
このようなに人間関係が少なくなる中で、人々の動きは2つに分かれる。
- 新たな人間関係を求めず、1人もしくはカップルだけの世界で生きる
- 新たな人間関係を求め、行動する
この2択である。
もちろんどちらが幸福や成功につながり、どちらの方がいいかは個々の価値観や目標によって異なる。
ただ、多くなると予想するのは新たな人間関係を求めない方である。
人間関係が無くても人生楽しめる
なぜなら、人間関係を築かなくても人生は十分に楽しめるほど、エンタメが充実しているからである。
昔は人間関係を築くことは、人生を楽しむ要素として必要不可欠だった。
例えばスポーツ観戦であれば、試合を見にいく必要があった。
1人で見にいくのは気が引けるから、友達と見にいくために人間関係が必要であった。
しかし今は、メジャーなスポーツであればサブスク登録すれば大体の試合を視聴する事が可能であり、家で1人で楽しむ事ができる。
趣味を始めるにせよ、昔は知り合い経由で始める事が多く、知り合いにやり方を教わる事が多かっただろうが、今は誰かにやり方を聞かなくても調べれば無限に出てくる。
リアルな人間関係はなくてもSNSでちょろっと絡むくらいの人達なら、いくらでも見つける事ができる。
このように今や大体のエンタメはスマホに詰まっており、新たな人間関係が無くても1人で人生を謳歌する事など簡単なため、1人やパートナーとの世界を楽しむ方向へ進んでいくと思われる。