ライフハック

会社の財産は人じゃない。商品である。

人を育てるより、商品を育てる方が会社のためになる。

大体の会社は商品があり、その商品を売る営業・販売者が存在するだろう。

商品を売り込み、言葉巧みな会話術でお客様に魅力を伝え、購入して頂き利益を上げる。

こういった構造の場合「営業の能力の高さが売上に比例する」だから営業する人を育てようと思っているならそれは間違いである。

商品の質の方が重要

売上は商品の質の方が影響は大きい。

営業や販売員の能力を上げることは確かに重要だが、それ以上の商品の価値を高めること、商品の質を向上させることの方がはるかに重要であるということ。

例えば日本に置いて、iPhoneとAndroidのシェア率は約7:3でiPhoneがトップシェアになっている。

では、あなたはiPhoneの営業販売を受けましたか?

受けてないですよね。

でもiPhoneを持っている。それはなぜか?

もちろんシェア率が高いから自然にという理由も今ではあるだろう。

しかし今日の肝はそうじゃない。

iPhoneの良さをAppleのHPを見ただけで、他の人の紹介動画を軽く見ただけで理解しているからである。

つまり良い商品であると営業を受けなくても感じたからである。

商品を育てる

逆にどんなに営業が下手くそな人でも、iPhoneの魅力はある程度伝えることができるだろうし、お客様に購入してもらえるだろう。

会社としてするべき努力は、このように商品を育てることである。

逆に人を育てたとしよう。

人を育てるのは基本的に難しいが、100歩譲って育てる事に成功したとしよう。

しかし、その人が会社を辞めたらどうする?

体調が悪くなったり、営業の調子が悪くなる可能性もあるはずだ。

その点、商品はどうですか?

ストライキなんて起こさないし、毎日同じ顔で同じコンディションでいるはずだ。

つまり人間は不確定な要素が多すぎるのに対し、商品は育てれば必ず結果がついてくるものである。

だから営業を人を育てるのではなく、商品を優先的に育てた方が確実であり、売り上げも伸びる。

人が抜けても、会社に与える影響は少ない。

逆に人に頼ってばかりのシステムや売上構造になっていると、その人がいなくなった途端に経営は傾く。

そんな経営ほど不安定で、怖いものはないだろう。

商品こそが会社の財産である。