無能な上司と思われたくない。意外と部下はあなたのちょっとした言動を細かく見て判断しています。部下に無能と思われないための伝え方のコツを紹介します。
明確に言語化する
文章にせよ会話にせよ、意思疎通は必ず言葉を使う。
つまり無能な上司かどうかは「言葉の伝え方」で判断される。
言葉の伝え方で重要なのは、明確に言語化できているかどうか?
これが鍵である。
例えば「このプロジェクトの方針は「楽しく」というか「新しい」というか、ちょっと尖っててけど馴染みのあるものにしたいんだ」と言われたらどう思いますか?
「何が言いたいか全然分からない!!」ですよね。
その点「このプロジェクトは地域に根差したプロジェクトなので、地域の伝統文化を活かしつつ、最新のテクノロジーを駆使して、馴染みのあるけど新しい地域にしていきたんだ!」
と言われるとどうでしょう。
ビジョンが明確でやるべき事、これから調べる事がパッと思いつくはずです。
このように分かりやすく、明確な言語化をすることで、部下はあなたを有能だと判断するでしょう。
原因と改善まで言語化しよう
原因まで言語化できているだろうか?
原因を突き止め、改善策を言語化する事で成長や成功へ導くことができる。
例えば
・「今月は売上が落ちています→その原因は契約率が落ちているからです」
この段階ではまだ不十分である。
ただ、症状を言っているだけです。
病気に例えると分かりやすいと思います。
・お腹が痛いです。→原因は食中毒です。
と医者に言われて、あなたは満足しますか?しませんよね。
なぜ食中毒になったのか?そして対処法、治すにはどうすれば良いのか?
ここまで言語化しないと、あなたはまた食中毒になってしまうかも知れないし、今の食中毒を治すこともできない。
・原因がお肉が生焼けだったから→次からしっかり焼こう
・食中毒→薬で治す、時間をかける
という事が分かれば、あなたは同じ失敗で食中毒になる事はないでしょう。
なので、
・今年売上が上がっていません。理由は契約率が落ちているからです。
→なぜ契約が落ちているのか?その原因は〇〇です。じゃあそれを改善するために〇〇をしましょう。
ここまで言語化できて初めて、意味があり、再現性も高まるのです。
契約率が落ちているという、症状を話しても仕方ない。
その原因と改善策をみんなに伝えることが重要である。
もし、その原因が理論的な言語化できないなら、みんなで話し合うことが必要である。
あなたがもし、後輩や部下に報告や連絡事項、指示をする場合。
ここまで言語化して指示をすることで、初めて上司の役割があると言えるだろう。
明確な原因と改善策を見つけるまで、とにかくなぜ?を繰り返し言語化し続けることが成長・成功への鍵となるだろう。