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※この記事は締切の都合上、5月1日の午前中までの情報となっています。
目次
今週の一言
今週いくつか点差がつき過ぎて野手が登板している試合があったが、個人的にはあまり好きじゃない。誰も得をしない方法だからだ。
それならホーム球団のマイナー投手を投げさせた方が選手のリクルートにもなるし、真剣勝負は保たれるので、良いと思う。
色々変化を加えるMBLだから、いずれ何かしらの施策があると思っている。ってことで今週もお願いします。
日本人選手へ甘・辛コメント
私的な見解で全日本人選手の1週間の活躍に対し甘口・辛口の両方の面を混ぜてコメントするコーナーです。
ドジャース 大谷翔平
毎週言っているが得点圏打率が1割台とまだ上がらない。三振ならまだ良いが早打ちのゲッツーや平凡なフライなど雰囲気が悪くなる、チャンスを終わらせてしまう結果なのが最悪だ。(チャンスの後にピンチありだから)
せめて.240は打っていきたい。
ただ、得点圏打率が低くても打点が上がっていれば大丈夫だと考えている。(打点は悪くない)
ドジャース 山本由伸
鬼門の立ち上がりは制球力が乱れていたが、審判がボールを数球ストライク判定にしてくれて助かった印象。だが基本的にボールのキレや威力は素晴らしいく6回無失点と1番良いピッチングだった。
初戦のパドレス戦がなければ5試合で防御率2.00と実力は発揮している。
スプリットがシンカー気味だったのが意図的なのか分からないが、ツーシームやシンカー系を増やしていく事には賛成。
パドレス ダルビッシュ有
首の張りから復帰したダルビッシュは5回無失点の好投で日米通算197勝目を手にしました。これで200勝まであと3勝となっています。
基本的に調子は良かった様に思えるが、球数が多くなってしまって5回までだったのが勿体無い。
怪我は問題なさそうなので次回にも期待。
パドレス 松井裕樹
4月26日に登板し0.2回を抑えた後に回跨ぎで1アウトをとるも二塁打と四球でピンチを作り降板、後続がHRを打たれて自責点がついたのが勿体無かった。
ただ今週全体で見ると安心感はあるし、通算成績も良いのでも問題無し。
カブス 鈴木誠也
右腹斜筋の痛みによりIL入りしていたが5月上旬にマイナーでリハビリ出場、5月中旬以降に復帰予定との事。
今季スタートダッシュに成功していただけに怪我や実践間隔が空いたことがどう影響するのか心配である。
カブス 今永昇太
今週も良い投球。5試合を投げて4勝・防御率0点台は球団史上初、MLB79年ぶりの快挙。四球も少なくて打球処理も良しと辛口コメントが言えない状態。
HRを打たれた球も決して悪くなかったし次回から”オニール”に対しての攻め方を学べたと思えばプラス要素。
唯一辛口な点を上げるなら失点はしなかったがHR後に四球、ヒットでピンチを作り大量失点する可能性があった事くらい。
メッツ 千賀滉大
30日にライブBPを実施し、90マイル中盤の球を投げ込んでいた。回復は順調そうである。
おそらく6月上旬には今季初登板の予定となるだろう。
メッツ(マイナー)藤浪晋太郎
今週は2回登板し2回とも大乱調。メジャー昇格どころか放出される可能性も出てきている。
長年苦しんできた制球難がいきなり改善するはずないので、1年かけて全て見直し大変革を行わないとメジャー昇格どころか野球ができなくなるかもしれない。
ブルージェイズ 菊池雄星
ドジャース戦という事もあり、平均ストレートはいつも以上に速かった印象。最速は98mph(約158km)。
ただ、得意の曲がり球カーブやスライダーが抜けていた。いつも以上に力が入り抜けている様子だった。
大谷翔平との花巻東対決は「二ゴロ、右安、三振」ちなみにエンゼルス時代6年間の通算は20打数6安打3本塁打4打点となっていた。
次はリラックスしていつも通りのピッチングを期待したい。
Rソックス 吉田正尚
DHを他の選手の休憩枠として使用され5試合連続出場なし。しかしスタメン復帰後の試合は7打数5安打と大暴れ。
これでDHとして多く試合に出ていくだろうと思っていたが、左手親指を痛めてしまい検査をしている。
大波乱の4月だが検査の結果を待っていきたい。
Rソックス 上沢直之
4月28日に初となるメジャー昇格。これから上沢投手のメジャー挑戦が本格的に始まる。起用方法はまだ分からないが先発とリリーフどちらでの起用もありそうな感じ。
どのように物語を進めていくのか非常に楽しみである。
タイガース 前田健太
雨天中止により今週は登板無し。次戦は5月2日に登板予定。
調整が難しいと思うが、経験豊富な選手なので問題ないと予想している。良いピングを期待したい。
推し球団の進捗(LAA、CHC、TEX)
ドジャース
4月中盤は負けが立て込みヒヤッとしたが下旬の6連勝のおかげで月間16勝と良い結果に終わった。
誰か一人のおかげで勝っている訳じゃないし、誰かが調子悪くて負けている訳でもない。選手の平均レベルがシンプルに高くてこの成績の様に思える。
おそらく今シーズンも100勝を超えてくるだろうし、今試合に出ているメンバーが複数人怪我で離脱しない限りは大丈夫に思える。
カブス
今月は18勝と文句なしのS評価。開幕からエースのスティールが肉離れで離脱、好調だった2番鈴木誠也も怪我で離脱、復調の兆しがあったベリンジャーも怪我により離脱と主力選手が抜けながらも勝利を重ねた。
現在は突出した選手がいる訳ではないが、投打と打線が噛み合っている印象。
データを見てもチーム打率は.245で全体13位に対し得点144は全体7位(4/30)と打線が噛み合って得点している。
さらにチーム防御率や失点数は全体20位前後なのに勝利を重ねる事ができている。まさに投打も噛み合っている状態と言える。
ただ、言い方を変えると噛み合わないと連敗が続いてもおかしくない状態とも見える。5月はどれだけの主力選手が復帰し活躍してくれるか不安だが、このペースを維持していきたい。
レンジャーズ
今月は13勝14敗とまさかの負け越す形となってしまった。
更に同地区であるアストロズ、アスレチックス、マリナーズの3球団全てのカードで勝ち越す事ができなかったのが何より痛かった。
良い所は3連敗はあったものの同じチームに対しての3連敗、スイープされなかったのは良いことだろう。3連戦で必ず1勝はしているので最悪の結果にならずに済んだ。
投手力も打撃力もMLB全体で中盤くらいの成績だが誤算だったのは打撃力。
去年とメンツがほぼ変わらないので成績の方も去年同様にMLBトップクラスの打撃成績を残すと思っていたが、調子が上がってこない選手が多い。
上位打線ではシーガー、下位打線は全体的に上がってきていないので5月からの巻き返しを期待したい。
【注目!】MLB NEWS TOP3
3位:ジャクソン・ホリデイがマイナーに降格
<<概要>>
2024年プロスペクトランキング1位のオリオールズ所属「ジャクソン・ホリデイ」がメジャーで成績が振るわずマイナー降格となった。
<<考察>>
10試合に出場し打率.059 34打数2安打 18三振 OPS.170という成績だった。残念な結果となったが、まだ若い。
メジャーの投手と自分の欠点を確認できたのは大きな経験。近い将来メジャーで活躍するのを期待している。
2位:ジャッジがようやく本領発揮か!?
<<概要>>
開幕からずっと不審だったヤンキースのジャッジが打率.212、6HRと徐々に調子を上げてきている。
<<考察>>
野球の醍醐味は三振とHR。ALシーズン最多本塁打(62本)の記録を持つ彼の調子が上がってこないと盛り上がらない。打率が低くても良いからHRが見たい!と思える選手である。
日本の野球界ではHRの数が少ない事が指摘されているが、野球人気を上げるために飛びやすいボールを採用するという事には個人的に賛成である。
1位:トラウト左膝を手術
<<概要>>
今季ここまでALトップタイの10HRを打っていたトラウトが左膝半月板損傷により手術をすることになった。シーズン中に復帰できる見込みとの事。
<<考察>>
ここ数年怪我に悩まされてきたトラウトが今年も怪我で離脱することになり、本人もかなり悔しい様子だった。
エンゼルスはレンドンも長期離脱中のためトラウトが頼みの綱だっただけに、絶望的な状況に追い込まれてしまった。
若手の育成と再建に全振りした方が良い気もするが、エンゼルスがどうするか注目していこう。
今週のYouTubeピックアップ
フィジカル
フィジカルに関する情報を毎週1つ簡潔に紹介するコーナーです。
<<筋トレは40分で終わらせる>>
僕は22歳から5年間以上痛風に悩み、発作は13回以上にも及びました。
痛風の原因は尿酸。普通は排出されていくが、何らかの原因で大量に尿酸が作られてしまい、排出出来ないものが体内で尿酸の結晶となり悪さをして痛風発作として痛みが出ることがある。
その”何らかの原因”で1番有名なのが「プリン体を多く含む食材を食べ過ぎたから」だろう。
食物に含まれるプリン体は体内で尿酸へ変わるため、プリン体含有量が多い食べ物を食べると尿酸値が高くなりやすい。よって多くの人が食事改善を試みるが、実はそれだけじゃ物足りない。
プリン体の量は食事の影響2割、体内で生成されるものが8割と言われている。
だから食事改善は2割の改善にしか至っていない。残りの8割である体内で生成される方を改善しなければ大きな改善には繋がらないのである。
基本的な睡眠の質・量の改善、ストレスの改善はもちろんだが大体病気の予防には「運動」が推奨され、もちろん痛風改善にも運動は推奨されている。
運動は有酸素運動と無酸素運動があるが、最近の流行は無酸素運動(筋トレ)だろう。
ジムに通い、重たいバーベルを持ち上げムキムキな見た目をしていれば健康体だと思うからかもしれない。しかし痛風において過度な無酸素運動は推奨できない。
なぜなら無酸素運動は尿酸値を高めるからである。原理を簡潔にまとめると以下の通り
- 「大量のエネルギーを消費しATPの分解などにより、尿酸が作られる」
- 「筋肉は消耗し乳酸が増加、腎血流量の低下や尿酸の排泄機能が低下して尿酸値が上がる」
難しい原理まで覚える必要はないが、とにかく無酸素運動をし過ぎると尿酸値が上がり、いくら運動だからといっても痛風においては逆効果になるという事だ。
ダメとは言っていない、適量が求められる。だから自分に合った適量を探す事が必要だろう。ちなみに僕は60分〜90分していた筋トレを40分まで短縮した。
そして有酸素運動も増やした。
その結果、尿酸値は下がり痛風発作も出なくなった。
もちろん食事改善や薬での治療もかなり影響しているが、大好きなトレーニングを健康のために40分に短縮した事も好影響だったと思う。
更にトレーニングに割く時間も減った事で他の事に使える時間も増え、人生の充実感が増した。
そして驚いたのはトレーニング時間を90分から40分へ短縮しても、筋力・筋量は工夫次第で高められているという事である。
もしあなたが痛風に悩んでいて運動として筋トレ(無酸素運動)を取り入れているなら、見直してみよう。
やり過ぎは逆効果になっているかもしれない。
コメント紹介(Q&A)
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心体技
パフォーマンスアップにつながる情報を紹介するコーナーです。
<<長期的戦略で肉体改造を行おう>>
野球選手の肉体改造といえば「オフの間に10kg増量しました」や「ウエイトトレーニングで徹底的に追い込みました」というエピソードが多い。
そして残念な事に、このような短期間で大きな肉体改造を行うと不調や怪我に繋がる選手が多いように思える。
ただこれは当然の結果だと言える。
今まで普通自動車を運転していた人がいきなりF1カーを乗りこなす様なものだからだ。
肉体改造をするという事はそれくらい変化のあるものである。それを短期間で慣れろというのは無理な話だろう。
僕は大学の3年間で合計32kgを増量した。1年で約10kg、1ヶ月約1kgの増量と思えば長期的なペースだと思ったが、不調や怪我に悩まされた。
それは効率的なトレーニングや食事を行えてなかったことも要因しているが、おそらく行えていたとしても、不調や怪我は多少なりあっただろうと感じている。
それほど肉体改造というものは難しいのである。だからこそ慎重に長期的な計画でやるべきである。
現に大谷翔平選手は「トレーニングは10年20年スパンで考えるもの」という長期的な計画を元に実行している。
もちろん思わぬ怪我や手術でリハビリという過程を踏むというアクシデントもあったが、基盤の長期戦略は変わってないだろう。
多くのプロ野球選手、そしてアマチュア選手もこのような長期戦略を計画し肉体改造に取り組むべきである。
鈴木誠也選手も一時期オフの4〜5ヶ月で約10kg増の肉体改造を行い、最初は良かったのだが、結果的に怪我に苦しむ時期も出てしまった。
今シーズンはスプリングトレーニングからかなり調子が良かった。これは急激な肉体改造から1年が経ち、感覚が追いついき、今のボディの操縦に慣れてきたからだろう。
しかし4月中旬にまたしても怪我をしてしまったあたりを見ると完全に馴染んでいないのかもしれない。だが復帰後はおそらく良くなって帰ってくるだろう。
来年は更に体に馴染み良くなると僕は睨んでいる。
【結論】肉体改造は短期的に考えると一気に成長した感じがするが、不調や怪我の恐れがあるため10年20年スパンの長期的戦略を計画し、ゆっくり右肩上がりの選手生命にしていく事が重要だ。
成長期・成熟期・衰退期を考え、長期的な肉体戦略を考えることが成功の鍵となるだろう。
来週への一言
シーズンが始まってから1ヶ月が終了し5月へ入っていきます。
ここから徐々にスロースターターと言われる選手達が目覚めてきます。
日本人で言うとダルビッシュ、大谷翔平などがスロースターターと言われているので非常に楽しみです。
地区順位も大きく変動する予感!
次週は5月8日に更新予定です。