綺麗すぎる大義名分は嘘くさく思える。
ビジョンを語ることは人を惹きつける上で非常に重要である。という事を記事で紹介しましたが、(口が腐るくらいビジョンを語り尽くせ。)どんなビジョンであれば良いのか?逆にどんなビジョンはダメなのか?
今回は、ビジョンを語る上で気をつける点を紹介していきます。
綺麗すぎる大義名分は嘘くさく思える
例えば「世の中をもっと良くしたい」というような綺麗すぎる大義名分は、素晴らしいものですが、共感を呼びにくいように感じます。
なぜなら世の中の8割の人は「世の中が良くなることより、自分の人生が良くなる事の方が重要だから」です。
だから直接的に関係はありますが、話が大きすぎて自分のことのように感じられません。
よって世の中を良くする、世の中をこう変えるというビジョンの語り方は共感を得られにくいのです。
ただ、実際にそれが叶うような力を持っていれば、共感を得る事ができます。
世界的に有名なブランドやIT企業の大義名分は大体「社会を〜」「世の中を〜」と謳っています。
実際にそれをやれる力を持っているから共感を呼び、応援したくもなるのです。
しかし全く力のない1人の人間がそれを言った所で「何言ってんだ」「勝手にやってろよ」となるのが現実です。
じゃあどうすれば良いのか?
壮大なビジョンの元に小さなビジョンを作る
「1人の人間の人生にほんのちょっと関わるくらいのビジョン」を作り出すことが鍵になります。ブ
ランドとして、会社として「社会を〜」「世の中を〜」といった綺麗で壮大なビジョンを掲げておきながら、今の力に合わせたビジョンやミッションを訴える事が重要である。
例えば、SynLaZora(シンラゾーラ)であれば「運動やスポーツを通じて”動く活力”を提供する」というミッション、「スター選手と人々が共に成長できる環境」を創ることがビジョンとなります。
これは壮大なビジョンです。しかし、今のシンラゾーラにそこまでの力はない。
だから、もっと小さなビジョン、1人の人間にちょっと関係のあるビジョンを今は打ち出していく必要があります。
例えば、今やっている活動としてYouTubeがメインになりますが、MLB&スポーツのチャンネルの方では「忙しくて情報が追いきれない社会人のためにMLBとスポーツ情報をまとめてお届けするチャンネル」といったビジョン。
またはスポーツメンタルに関する情報発信を今後行う予定なので「プロアスリートを目指す学生達に役立つマインドセットの発信」という打ち出し方も良いでしょう。
壮大なビジョンを基盤としながらも、事業ごとに打ち出す小さなビジョンで一人一人を確実に巻き込んでいく。
それがビジョンを語る上で最初のステップになるのです。
ついでにVLOGチャンネルの方も考えてみようと思う。
VLOGチャンネルも僕のストーリーを流す事で「頑張っている姿が”動く活力”になればいい」と思っているが、力も何もない人間のサクセスストーリーは面白くない。
しかも漫画のように話が早く進む訳でもない。
ビジョンとしても抽象的で弱い。だから具体的にもっと絞る必要がある。
「運動をして体を動かすことで、人生も動いていく」というブランドの価値観もあるので、それを体現できるようなVLOG動画、または運動を習慣化するノウハウ系の動画を上げていくことで、より1人にフォーカスしたビジョンと動画になると考えらえる。
壮大なミッション・ビジョンを掲げ、口が腐るほど語ると同時に現状に合わせた、目の前の1人の人間の人生にちょっと関わるくらいのビジョンと行動が最初の一歩としては適切だ。