生活習慣は、結局「慣れ」が全て
私は仕事柄、多くのお客様と話す機会があるが、彼らの多くは朝8時前には仕事を開始し、終わるのは夜の21時頃。
1日の労働時間が12時間を超えることも珍しくない。
そんな彼らに、「睡眠時間はどれくらいですか?」と聞くと、ほとんどの人が「0時前後から5時前後くらいまで」と答える。
つまり、約5〜6時間の睡眠しか取れていないのだ。
正直、7〜8時間は寝たい私からすると、6時間未満の睡眠で大丈夫なのかと不安になる。
「辛くないですか?」と尋ねると、みんな口を揃えて「最初はキツかったけど、今は慣れました」と言う。
ここで気づいたのは「人間はどんな厳しい環境でも慣れることができる」ということだ。
そして生活習慣は「慣れ」で形成されているのだ。
もちろん、極端に睡眠時間を削ることは健康に悪影響を与えるし、日中のパフォーマンスも下がる可能性がある。
しかし、もし自分が何かを成し遂げたいと思うなら、例えば朝30分〜1時間早く起きるだけで、人生を変えることができるかもしれない。
最初は少し辛いかもしれないが、この程度の「ちょっとした無理」なら、人間の体はすぐに適応する。
限られた睡眠時間の中で、しっかりと回復できるようになるだろう。
そして、慣れてしまえば「眠い」「キツイ」と感じることも減っていく。
もちろん、最適な睡眠時間は人それぞれ異なる。
しかし、30分〜1時間の早起きで、その時間を有効に使い、人生にポジティブな変化をもたらせるならば、その「ちょっとした無理」を継続していこう。
習慣が変われば、人生も変わるのだ。
これは睡眠に限らない。
勉強や仕事においても同じだ。
「少し休みたいな」と思っても、少しだけ頑張って続けることで、慣れにつながり習慣となる。
誰でも最初は生活習慣を変えるのは難しい。
しかし、慣れるまで続けてみよう。
慣れた先には、今までと違った新しい自分が待っているはずだ。