愚痴を言い合うのはNG
誰しも、他人に面と向かって不満や愚痴を言うのは気が引けるもの。
だから、多くの人は独り言のように家で愚痴をこぼしたり、最近ではSNSに投稿してストレスを発散することも多いだろう。
恋人や家族など、心を許せる人に愚痴を話して共感してもらい、気持ちを楽にするのも一般的です。
ですが、実はこれが最も危険な行動である。
僕も最初は愚痴を抑えていました。SNSに書くこともありませんでした。
しかし、彼女にはつい「今日こんなことがあって腹が立った」などと愚痴を言うことが増えたんです。
共感したり、お互いに愚痴を言うことで解消した気になっていた。
その結果どうなったかというと、普段の口調が徐々に荒れてきました。
今までは使わなかったような強い言葉や汚い表現が口から簡単に出てくるようになり、それが原因で彼女と口論することも増えた。
これは間違いなく、自分の性格が悪い方向に変わってしまったからだと感じました。
愚痴を言うと、どんどん悪化する
確かに、愚痴や不満を溜め込むのは良くないことです。
しかし、口に出して発散することも同様に危険です。
口に出してしまうと、愚痴を言うことが習慣化し、徐々に言葉が荒くなり、自分の態度や行動にも悪影響が出ます。
やがて、口にする言葉が自分の人間性や行動を汚していくのです。
また、愚痴を聞かされる相手にも同じ影響を与えます。
不満を共有することで、相手もその悪い感情に染まってしまうのです。
悪い感情は、感染力の強いウイルスのようだ。
他人を巻き込む愚痴の影響
SNSでもよく見かけるように、バズる投稿の多くが共感を得やすい不満や愚痴です。
「こんなひどいことがあった」と投稿し、それに共感するコメントが集まりますが、その反応も多くは口の悪いものでしょう。
こうして、負の感情がSNSを通じてさらに広がっていくのです。
愚痴を言わない選択がもたらすもの
では、どうすればいいのでしょうか?
ストレスを発散するには、愚痴や不満を口に出すのではなく、他の方法を試してみましょう。
運動をする、映画を見る、読書に没頭するなど、ポジティブなアクティビティに目を向け、心をリフレッシュさせることが大切です。
もし、愚痴を言わなければ解消できないと感じるなら、一度立ち止まって、自分の行動や思考を振り返ってみてください。
なぜ自分が不機嫌なのか、なぜ相手が不機嫌になるのか、その理由がわかるはずです。
そして、愚痴を言わないことで、自分も相手も、より健全な精神状態を保つことができるのです。
最後にもう一度
愚痴や不満は、決して口に出さないこと。
誰にも話さず、独り言でも言わないほうが良い。
口に出して解消したつもりでも、心には闇が残るだけです。
体を動かすなど、楽しいことに集中して、心を前向きに満たすことがストレス解消の鍵です。