先日2年半以上ぶりに実家に帰り、親父に会いました。
お袋は数年前に亡くなっているので、実家には親父の1人暮らしです。
僕は大阪に住んでおり、実家は広島なので新幹線に乗ると大体3時間ほどで帰れますが、2年半以上帰っていない状態でした。
帰らなかった理由はないんですが、特に帰る理由もなかったので、これくらい期間が空いてしまった訳です。
電話での会話はありましたが、久しぶりに直接会って親父と現状や未来の事をお互いに共有することができたので、とても楽しかったですし、また1.2年に1回くらいは帰っておくべきだなと感じました。
残された人生は少ない
親父は50代中盤ですが、残りの人生の時間が少ないことを実感すると言っていました。
確かに60歳を超えると、いつ何が起こってもおかしくない年齢だ。
あと20年後(70歳中盤まで)に生きている保証もない。
確かに残された親父の人生の時間は少ないと感じた。
そして僕が2年に1回のペースで帰るのであれば、あと親父に会うのは10回という計算になるし、1年に1回なら20回だ。
そう考えると「人生で親父と会う回数も少ないな。」と感じた。
おそらく僕のフォロワーの方やこの記事を読んでいる方は20後半、30代以降の社会人の方が多いだろう。
つまり僕と同じような状況のはずだ。
おそらく独り立ちした社会人であれば、実家に帰るのは1年に1回が平均的、2年や3年に1回の人もいるかもしれない。
なので、皆さんも親と会う回数は20回前後になっている。
どう感じるだろうか?
くさい言葉を使うと「人生の儚さ」を感じたのではないだろうか。
今日が最後だと思って時間を過ごす
という事で今回は何が言いたいのか?
「人生が儚い」という事を言いたかったんじゃない。
親に会う回数を増やそうと言っている訳でもない。
独り立ちをしたら大体1.2年に1回会うくらいが普通だ。
別に3年4年、それ以上に1回でも良いと思ってる。
「自分の事に人生を使いなさい」と言う親が多いだろうし、亡くなったお袋は「私達親のことを気にせず、自分の人生に集中しろ」と言っていた。
会う回数を増やさなくても良いが、大事なのは「会った時は今日が最後」だと思って会うことだ。
僕のお袋は急に亡くなった
詳しく話すと長くなるので、ザックリまとめると、お袋は脳卒中になり、帰ったら倒れていた。
手術後、意識が戻りリハビリをするが、数ヶ月後にまた脳梗塞のようなものになり、意識が戻る事はなく、さらに数ヶ月後亡くなった。
持病の影響もあったかもしれないが、急な出来事だった。
だからという訳ではないが、元々僕は「今日会うのが最後かもしれない」と思って家族や大切な人と会っている。
なので、急に亡くなった事に対する後悔は少なかった。(もちろんプロ野球選手になれなかった事含めて、後悔はたくさんある)
今回も久しぶりに親父と話したが「今日が最後かもしれない」と思い、たくさん話す事ができた。
もし明日親父が亡くなっても、今回の帰省に対しての後悔はないだろう。
皆さんも親に会う回数を時間的に増やす事は難しいだろうし、別に増やさなくて良いと思っている。
ただ、会った時は「今日が最後の日かもしれない」と思って、後悔のないように過ごす事をお勧めします。