これからの時代はさらに自由で多様性が拡がる世界となるでしょう。
技術の進歩により、労働時間が減り、仕事、遊び、生き方全般の選択肢が増えてきます。
しかし、これらの選択肢が広がるほど、人は迷い、混乱しやすくなります。
それだけに自己管理や自己統制能力が非常に重要となります。
つまり、自分の人生の意味を自分で見つけ、自分の目標を自分で設定し、自分の力でそれに向かって努力を続ける力が求められるのです。
目標がないと歩けない
目標がない人生というのは、まるで周囲に何もない広大な野原に放り出されたようなものです。
何も目標がない中で、人はどう行動するでしょうか。
どちらが前で、どちらが後ろかもわからず、どこに向かって歩けば良いのか迷い、身動きができないでしょう。
それでも何とか歩き始めることができたとしても、目指すべき場所がないため、行き先が見えず、絶望感を感じる事になります。
やがて、立ち止まり、深い悩みや精神的な苦しみに陥るかもしれません。
しかし、目標があると全く違います。
目標を立てるということは、その広大な野原に自分だけの旗を立てることです。
旗が立てば、それが目印となり、旗に向かって歩き出すことができます。
その際、努力の方法、つまり歩き方を自分で決めることで、より効率的に、よりスムーズに前に進むことができます。
そして、旗に向かう途中で出会う選択肢や分かれ道についても、信念があれば容易に判断することができます。
時には困難な壁や落とし穴が出現するかもしれません。
そうした時でも、他人の助けを待つのではなく、自己管理能力を発揮して、自分を奮い立たせ、自己統制能力を駆使して這い上がることが求められます。
このように、これからますます自由になる時代では、自分自身で目標を定め、それに向かって自分で努力し続ける力、つまり自己管理能力と自己統制能力が、人生を豊かにするキーとなるでしょう。
そして、それが人生を左右する重要な要素になります。