ライフハック

痛風に勝利!長い闘病生活で学んだこととは

大学を卒業して独立リーグに就職した1年目の22歳の春先に初めて痛風になりました。

その時の尿酸値は9.0を超えていて、22歳で9.0を超える事は中々ないので、医者の方も驚いていました。

原因はプロ野球選手を目指す過程で体重を30kg以上増量した際の食生活でした。

大学4年間一切野菜を食べず、異常な量の肉を食べ、睡眠時間も少なかった。

さらに筋トレも異常な量をしていた事もあり、痛風の元となる尿酸値やプリン体を溜め込む生活習慣を送っていました。

そこから6年間で発作は15回前後におよび、ひどい時は3ヶ月以内に2回くらい発作が出て歩けなくなる事もありました。

さらには腎臓結石にもなり、血尿も出ました。無茶苦茶痛かったです。

そんな闘病生活が20代前半〜後半まで続き、毎朝薬を飲む治療生活と食事と生活習慣の改善をする事3年半でようやくほぼ完治しました。

ここ1年以上は痛風発作も出ておらず、尿酸値の数値も安全とされる7.0以下になりもうすぐ1年、最新の2024年7月の採決では5.9まで下がりました。

これはもう完全勝利と言って良いでしょう。

ただ、腎臓結石はもう1つあるので、いつかまた結石の痛みに急に襲われることがあるかもしれません。

それがなくなれば本当の完全勝利なのかもしれませんが。

とにかく長い闘病生活が終わり、もの凄く感激してます。

プロ野球選手なる夢も病気の影響で邪魔されたし、ドラコンも辞める決断をしなければならなかった、アスリート活動を辞めるまで追い込まれました。

非常に辛かったですが、逆に健康意識が高まり寿命が10年くらい伸びたと思うのでよかったです。

また、栄養バランス良い食生活や歩けない時に支えてくれた彼女にも感謝しています。

さて、今回は「痛風になって学んだこと」というテーマで話そうと思います。

健康は積み重ね

まず健康は積み重ねである。

これを若いうちに知れたのは非常に良かったです。

例えば痛風は尿酸値が高くなる事で体に尿酸の結晶が溜まり、痛風発作として痛みが出ます。

例えるなら尿酸値が7.0を超えると雪が降り始め、屋根の上にどんどん雪が積もっていきます。

そして屋根の上で耐えきれなくなると雪(尿酸の結晶)が流れて痛みが走るという事。

逆を言うと蓄積させなければ大丈夫です。

なので若くて今は大丈夫だと思っていても、今の積み重ねが10年後20年後に症状として現れ、症状が出てから改善しても貯まった雪が全て流れるまでは発作は出続けるのです。

これは大体の生活習慣病に当てはまります。

習慣の力は良い方にも悪い方にも転ぶ、積み重ねは大きな力を持っていると改めて実感する事になりました。

「普通」に感謝

大きな病気や怪我をしたことがある人は「普通・健康」である事に感謝した事があるでしょう。

インフルエンザやコロナになった時も昨日まではあれだけ元気だったのに、、と当たり前の日常が当たり前でない事に気づきます。

僕もこの数年間で何回も歩けなくなったり結石になった事で「死」というものを考えるようになった。

人はいつか死ぬのは当たり前だが、今生きてるうちは死ぬ事について考える事などない。

死が近づいてる実感をする事はないはずだ。

しかし、痛風になって本当に死を考えた。

このまま体が蝕まれて早いうちに死ぬんじゃないのか。

僕の人生はこれで良かったのか?やり切ったのか?を真剣に考えた。

だが、人間は良くも悪くも忘れやすい生き物で、僕も気を抜けば「時間を無駄」にしてしまう時がある。

だからこうやって定期的に思い出さなければならない。

じゃないと人生が終わってしまう。

自分で仕事を持たないといけない

度重なる痛風発作がありましたが、なんとか出勤していました。

ただ、一度だけキャディの仕事を休む事になってしまいました。

自分の給料が減るのはどうでもいいが、会社や他の社員の方に迷惑をかけるのが非常に心苦しかった。

それ以外にも僕は社会不適合者な部分がたくさんあるので、会社や団体に属するのが苦手な訳だが、痛風人生で会社に迷惑をかける中で改めて気持ちが強まった。

これが自分の仕事なら誰かに負い目を感じる事はないし、責任も自分で取れる。

更に痛風の時には就職活動も多く断られた。

そりゃ痛風持ちで休む可能性の高い人は雇ってもらえるはずがない。

もう痛風の心配はないが、今後も急な事故や病気で動けなくなる可能性は十分にある。

もし今すぐ動けなくなると僕は野垂れ死ぬ事になる。

それを防ぐためにも自分で仕事を持つことを何より最優先になるだろう。

痛風は食事3割生活習慣7割

痛風=食生活が乱れていると思われがちだが、実は尿酸値が高くなる元となるプリン体は食事からの摂取量は3割で残りは体内で生産される。

よってその他のストレスや睡眠や運動などの生活習慣を改善する事で食事以外の7割をどれだけ減らせるか?が勝負である。

とりあえず睡眠時間を推奨されている7時間前後にする事は当たり前として、個人的に大きく変えたのは筋トレです。

実は重りを使ったウエイトトレーニングはプリン体が生成されやすいとされている。

健康のためにとやっていたトレーニングが実は健康を害していた事に驚愕した。

よって1時間ちょっとあったトレーニングを40分未満に改善した。

そして有酸素運動を週に2.3回取り入れた。

ここが尿酸値改善に1番効果があったと感じている。

特にランニングなどの有酸素運動をちゃんと週に2.3回取り入れる事は脳の強化にも良いので、人生を向上させるには必須だと感じている。

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